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交通事故死「アンダー50作戦」 県警、高齢者に啓発

夜間、高齢の歩行者が犠牲になる交通事故が後を絶たない。石川県警は年間の交通死亡事故を1956年の53人を下回る50人以下を目指す「アンダー50作戦」を展開している。中でも、高齢者の事故防止には夜間の歩行時には、反射材のタスキを身につけることが有効だとして、普及に取り組んでいる。

 県警本部の交通部長室では3月28日、県交通安全協会に県構造物解体協会から2千本の反射タスキが贈られた。車やバイクのヘッドライトを反射して明るく光るものだ。

 県警本部交通企画課によると、昨年一年間に県内の交通事故で死亡した64人のうち、歩行中に車にはねられて死亡した人は27人。そのうち夜間の事故死者は20人で、1人を除き反射材をつけていなかったという。

 犠牲になる歩行者の大半を占めるのが、65歳以上の高齢者だ。同課によると、事故死者のうち40人が高齢者で、歩行時に事故にあった人が22人にのぼった。うち夜間に事故にあったのは16人。高齢者が黒っぽい服装を好むことも影響しているとみられる。

 財団法人交通事故総合分析センターによると、反射材を腕や足につけた場合、運転手が暗い場所で歩行者を見つけられる距離は約50メートルと、反射材をつけていない場合と比べて2倍以上長くなる。発見が早ければドライバーも避けやすく、歩行者はより安全になる。

 県警交通企画課の2月のまとめでは、県内では9万本以上の反射タスキを自治体やボランティア団体、小学校などが購入し、配布している。だが、どれだけ活用されているかは把握しておらず、今後は有効活用を推進したいとしている。

 反射タスキはホームセンターや100円ショップで販売されているほか、各警察署内の交通安全協会で取り寄せてもらえる。問い合わせは県交通安全協会(076・238・0496)へ。

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